

根管とは?
歯髄という歯の神経や血管が入っている細い管のことをいいます。
根管治療とは?

歯の神経が死んでしまった場合、そのままにしておくと死んだ神経は感染してしまい、根の先に膿を作り、歯の周りの組織にまで感染を広げてしまいます。
根管治療とは、死んでしまった神経や汚染されてしまった組織を取り除き、根管内を清掃し消毒することをいいます。
これによって、歯を抜かずに、根を残すことができます。
根管治療の手順
- レントゲンを撮影し、根の状態を確認します。CT(最新の装置で、レントゲンを三次元的に映し出すことができます)を使用して詳しく確認をすればより確実な治療が可能です。
- 虫歯になった部分と歯の上の部分に穴を開けます。
- 器具を使って根の長さを正確に測ります。
- リーマーやファイルという細い器具を用いて、死んでしまった神経や汚染された組織を除去し、根管の中を清掃し消毒します。
根の先にすでに膿ができてしまっている根では、一週間におきに何度かお薬を交換することで、徐々に病巣が小さくなり、治癒が見込めます。
- 根管の中にお薬をつめます

根管治療をすることで、歯を抜かずに根を残すことができ、そこに土台を立てて、失ってしまった歯の頭部分は被せ物により、歯を回復させることができるようになります。
